2023.05.16
小児歯科
お口の健康のためにおやつの回数を考え直してみよう🍰
口の中では、ミュータンス菌のみがショ糖を食べます。ミュータンス菌が体内に侵入しても、定着しなければむし歯にはなりません。
つまり、ショ糖がなければ定着の可能性が低くなると考えられます。 そんな仮説を持ち幼稚園児を対象に岡山大学が調査を行いました。
むし歯のない園児の約70%にはミュータンス菌はいませんでした。
生活習慣についてアンケート調査では間食回数が最も菌の存在との関係が強い事がわかりました。3回以上では2回以下の5倍でした。
次が甘い食べ物を食べ始めた時期で 3才前から食べた子は3歳後の4倍でした。 続いて保護者の齲蝕罹患状態と続きます。
全体的に眺めるとミュータンス菌の存在には、乳幼児期の食生活の項目が強く関与していました。
すなわち甘い食べ物を控えることが、ミュータンス菌の定着を防ぎ感染予防の第一歩のようです。
参考:岡山大学歯学部論文http://okazaki8020.sakura.ne.jp/report/mutans.pdf