歯科トピックス

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2023.11.27 歯科トピックス

歯根膜センサーの話

歯根膜とは、歯の根と歯を支えている骨の間にある薄い膜のことをいいます。厚みは0.2~0.3ミリほどしかありません。しかし感度が高い!ゆえセンサーとあえていわせてもらいます。

レタス1枚を噛んたシャキャという感覚、沢庵が硬いという感覚、天ぷらのカリッという感覚は歯根膜のおかげです。物を食べるときの感覚を歯根膜が感知して脳に伝えます。この働きにより、噛む時の力加減などの調節ができます。歯根膜は、歯の根のまわりにあって、歯を支えるクッションの役割をしながら、歯にかかる力をうまく逃がして、過度な力が歯にかからないようにしてます。

インプラントや義歯の場合でも歯根膜がセンサーとして働くので、噛んで食べることで脳を活性化できます。

しかし、歯根膜ははぐきの下にあるので見えません。歯に違和感や痛みがあるという場合は歯根膜炎の可能性もありますので、歯科医院へ相談してください。

参考論文:vol22urakamif-13nakamoto.pdf (urakamizaidan.or.jp)